夜が静寂を取り戻す頃

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【読書】みずは無間

みずは無間 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション) | 六冬 和生 | 本 | Amazon.co.jp

知的生命の飢餓感の先にある地獄を、一人の個(の重ね合わせの視点)を通して描く。 絶えない「みずは」の飢餓感の根拠は、作中では生物学的知見以外に示されていない(それでも、同じ人間にとっては普遍的に感じられる)。 しかし、システムとしての生物存続の必要条件に飢餓感が組み込まれているのではないかと日々漫然と私個人の思索が錯綜していたこともあって、共感した 。

入れ物が中身を規定する。飽食の先には飢餓しかない。 じゃあどうすればよいんだと、読んだあとに思った。 本当に飢餓感と決別できないのか、救いがあってほしい。

5/5

さしあたり、明日はやることがあるので、寝ないといけない。at 3:55