夜が静寂を取り戻す頃

日記 << 考えや感情. 外に発散する場として. たまに備忘録

【読書】地図と領土

現代におけるアートと資本主義の話。芸術家ジェフは小説家ウエルベックに出会うが・・・


これで刊行されたウエルベックの小説は全て読んだことになる。一番はやはり最初に読んだ『ある島の可能性』だと思う。個人的には、生々しい『闘争領域の拡大』が好み。 ウエルベックはどの本を読んでも同じ視点でものを描いていいて安心感がある。現代の行きづまり、人間、諦念、、、陰鬱この上ないが、心に残る鋭さがある。