■
サイレンの音が夜に聞こえる場所に住んでいるのだけれど、
これもしかして精神に何らかの負の影響をわずかながらでも及ぼしているのかなぁ
と思ったりする夜
■
日記. きょうはいまいちでした。おわり。 最近ダメだなーとおもうけど、生まれてこの方あまりダメじゃなかったことがないことを思い出す。
漠然としただめさを感じているときは、「良い」状態を具体的に思い浮かべる必要がある(とだれかがいっていた)。 自分にとって良い状態は人に合わず山などにすみ、好きな本だけ読む生活が思い浮かぶ。社会的成功(?)などというのは遠すぎてよくわからない。社会的に成功したことがないからそういう欲がないだけかもしれないが、それならそれでよいかなと思ったりする。しかし欲が全く無いと、死の淵までたどり着いてしまう危険性もありままならない。今は本を読むのは間違いなく楽しいが、これに喜びを感じなくなってしまう可能性もあるのだろうか。その時自分は…
このへんの話は在家での出家の状況と似ている。というか話をきいて私が影響を受けているのかもしれない。(万物は相互作用。記憶は曖昧。どっちがさきでも今があるだけなので、順番はどちらでもよい。)話を戻すと、 ニー仏 (@neetbuddhist) | Twitter さんのツイキャスで、在家出家者(瞑想者)の「欲をなくす方向性」を追求していくといわゆる社会でやっていくことが困難になる、という事柄を語っていた。その両立は難しい、というのはかなりのわかりがある。とくに現代社会では規範倫理道徳の正当性は存在しないし、各位が気持ちよくなれるようにやっていくしかないように思える。そのへんのごたごたを信仰や宗教によってスルーできるひとは楽そうだなとおもう。Darlene Cohen は simultaneout include という概念をもちいて、その両立が可能と主張しているらしい。
思い切りがつくなら適当に短期バイトしつつ山(や実家)にすんで本だけ読んでいればよいわけだが、思い切るのは難しい。経済(と労働)の大半は空回りというかハムスターが回しているあれ(回し車と呼ぶらしい)というか、自作自演にみえて辛いわけだけど、だからと言って全捨てノーフーチャーモードに移行すると、10年後にできることがそれはそれで減ってくる(のかもしれない)。あと自尊心が厳しいのかもしれない。10年後自分が何したいかなんて何もわからないわけで、結局のところなにもわからない。
人間は何もかわらない。わかってないの自分だけちゃうんかとか言われそうだけど、そうでもないと思う。 世界が無根拠で無意味で、そうなると自己の快不快だけが重要になってくるわけだけど、いまのところこの世界はいまいちです。ここから出してくれ。
■
夜の雨の音。時々電車が通る。もっとたまに救急車のサイレンが鳴る。 完全にアンビエント音楽。
アンビエントなのかはわからないけど、最近知ったお気に入りの antihoney. ぴろぴと(@PiroPito) さんの doll 【ぴろぴと】「DOLL」画質向上ver.【Flash】 by アウフヘーベン - ニコニコ動画 に使われているのがきっかけ。
■
目的達成のために他のことをそぎ落としていって、その後に何もない。 それでも何かあると信じられる人と、そうでない人がいる。
【読書】オーバーロード10 謀略の統治者
- 作者: 丸山くがね,so-bin
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2016/05/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (5件) を見る
アインズ様回。so-bin 氏の絵が本当に良い。
【読書】地図と領土
- 作者: ミシェルウエルベック,Michel Houellebecq,野崎歓
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/10/07
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
現代におけるアートと資本主義の話。芸術家ジェフは小説家ウエルベックに出会うが・・・
これで刊行されたウエルベックの小説は全て読んだことになる。一番はやはり最初に読んだ『ある島の可能性』だと思う。個人的には、生々しい『闘争領域の拡大』が好み。 ウエルベックはどの本を読んでも同じ視点でものを描いていいて安心感がある。現代の行きづまり、人間、諦念、、、陰鬱この上ないが、心に残る鋭さがある。